キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を   
発行日:20118月16

歓迎しない会ニュース No.31


 8月4日

戦闘(任務)指揮訓練センター
開所式に抗議!




 

戦闘(任務)指揮訓練センター開所式に抗議して、即時閉鎖を求める現地行動が、県央共闘会議の呼びかけにより、開所式当日(8/4)に、相模総合補給廠正門前で行われました。
 上の写真のように、行動参加者は、開所式参列者の入門に対抗する形で、西門前に陣取りました。そして、訓練センターの建設が基地の強化・恒久化であること、日米軍事一体化の一層の強化を図るためのものであることを確認して、シュプレヒコールを挙げました。
 さらに、参加者代表が、在日米陸軍・第1軍団前方司令部司令官宛ての申し入れ書をゲート前で読み上げ、米軍に手渡しました。

申し入れ書はこちら


戦闘(任務)指揮訓練センターの即時閉鎖を!
キャンプ座間への中央即応集団司令部の移駐反対!


名称変更でも施設の本質は変わらない

 相模総合補給廠の敷地に2009 年8 月に着工され、建設されていた戦闘指揮訓練センターが5月に完成し、8月4日、抗議の行動にもかかわらず、開所式が行われました。
 開所にあたって米陸軍は、「戦闘」を「任務」に改め、「任務指揮訓練センター(MCTC)」と称すると発表しています。東日本大震災への救援に向ったことを取り上げて、米軍はいつでも戦闘ばかりしているわけではないということでしょうが、ここに来ての名称変更は、いかにも姑息です。この施設の本質は、名称が変更されたからといって変わるものではありません。この施設は、日米両政府による米軍再編ロードマップ合意の一環として、米陸軍の直轄工事として建設されたもので、コンピュータ・シミュレーションによる戦闘指揮訓練(戦争の指揮訓練)を行うことになる施設です。

中央即応集団司令部の移駐で日米軍事連携のさらなる強化が狙われている

 キャンプ座間では、海外派兵のための陸上自衛隊中央即応集団司令部の移駐のための準備が着々と進められています。(12年度末までの移駐が計画されています。)将来においては、米軍だけではなく、自衛隊との合同訓練も、相模総合補給廠のMCTCを使用して行われることになることが予想されます。日米軍事連携をさらに強化するため、米陸軍の指揮のもとで、戦闘シミュレーション・指揮訓練がこの地で始まろうとしているのです。
 アジアで唯一の戦闘指揮訓練施設が、補給兵站基地であったはずの相模総合補給廠の基地機能を強化拡大して稼動することになります。こういう形で、相模総合補給廠の恒久化を許していってはいけません。
 補給廠内では、関連施設の訓練支援センターの工事着工の準備も進められています。これらの施設は、遊休地化する基地の返還を求める市民の期待を反故にするものでもあり許せません。

戦闘指揮訓練センターの即時閉鎖を求めます!
キャンプ座間への中央即応集団司令部移駐に反対します!


8月4日、戦闘(任務)指揮訓練センターの開所式に抗議!

8月4日の抗議行動で、在日米陸軍司令官に対し申入れ行動