2022年2月18日
相模原市長 本村賢太郎 殿
相模原市教育長 鈴木英之 殿
厚木基地爆音防止期成同盟 相模原支部
第五次厚木基地爆音訴訟原告団 相模原支部
キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を歓迎しない会
厚木基地、キャンプ座間の爆音被害解消についての申し入れ
新型コロナや変異株オミクロンが相模原市内でも猛威を振るう中、蔓延防止対策、ワクチン接種取組等を精力的にされておりますことに感謝するとともに、市民が安全で安心し、豊かに暮らせるまちづくりに向けご尽力されていることに敬意を表します。
さて、本市の南部地域の住民は、厚木基地の米軍や自衛隊機の航空機の爆音に悩まされ、生活の様々な面で被害を受けております。長時間にわたる旋回訓練や夜間にまで及ぶヘリコプター訓練など本市南部地区での騒音、墜落の恐怖は厳しい状況にあります。
3月上旬から4月上旬にかけては、小・中学校等の卒業式や入学式の時期であり、大切な学校行事が爆
音によって一時中断する事態や、式典の進行に支障を及ぼすことは避けなければなりません。
特に一昨年来のコロナ禍による学校行事への影響は児童生徒への負担もひどく、その上、爆音や墜落の恐怖を与えることは断じて許されません。
このような住民の被害や苦痛と不安、そして子供たちの大切な学校教育に支障を与える爆音被害を無
くすため、次のことを申し入れます。貴職のなお一層のご努力を要請いたします。
記
1 爆音被害を解消するため、関係機関への働きかけなどをこれまで以上に取り組んでいただきたい。
特に厚木基地、キヤンブ座間の米軍ヘリコプター騒音、横田基地の米空軍機による相模原市内での訓練や市内上空通過による騒音被害について、米軍各軍司令部への申し入れを行ってください。
厚木基地の自衛隊機の飛行についても海上自衛隊へ、飛行自粛を強く働きかけてください。
2 小・中学校等の卒業式や入学式などの学校教育に支障を及ぼす事態を無くすため、この時期の飛行自粛について国・防衛省や自衛隊、米軍各軍司令部へ強く働きかけていただきたい、
3 爆音対策として、市当局も努力されている「NHK受信料の助成措置」の実現について、引き続き積極的に働きかけを強めていただきたい。
4 騒音記録計の増設、飛行高度測定器の導入などを含め、飛行実態の調査と対策を要望します。
5 横田基地や普天間基地のオスプレイなどのほか、米海軍のオスプレイまで昨年11月に飛来しています。危険なオスプレイの飛行・訓練を本市上空で行わないよう、国や米軍に申し入れるよう求めます。
6 米軍基地関連の新型コロナ感染が止まりません。1月31日に米軍関係者の外出制限が終了しましたが、再度の外出制限を日本政府に対して、在日米軍に求めるよう申し入れてください。
併せて、米軍のコロナ感染状況や対策について、より細かな情報開示を求めます。
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