発行日:2017年11月9日

キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を

歓迎しない会ニュース No.68

電子版


 
 [報告]

秋のフィールドワーク

2017.10.07


 10月7日(土)恒例となった秋のフィールドワークを実施しました。いつもは大坂台公園から正面ゲート前へと進むのですが、今回は、
相武台前駅➜隧道➜新戸公園➜ヘリポート下崖崩れ現場➜座間公園➜正面ゲート➜返還地➜
大坂台公園➜相武台前駅
と初めての試みで逆周りで歩いてみました。

 キャンプ座間直下を通る市道相武台新戸線の拡幅工事は、相武台前駅側の用地取得と基地内を結ぶ3本の橋の付け替えの問題のため、完成が遅れていました。人、自転車は通れますが、車の通行は未だできず隧道の両側地域の人たちの不便が続いています。

 新戸公園からは、実態のない陸上自衛隊中央即応集団司令部の隊舎と駐車場には多くの車両が見えました。

 崖崩れ現場はまったく手付かずの状態で、草が生い茂り、崩れたところやビニールシートで覆われた状態が分からないほどでした。ただ、公園側のフレコンバッグはそのままですから、ここががけ崩れ現場ということは分かります。今は、土手を登ることも難しく、かろうじて下から現場を覗くのがやっとでした。




基地内横断道路の拡幅工事は未完成が続く




横断道路のトンネル部分は完成していた


 いつもはプール脇から座間公園に入るのですが、今回は座間神社の正面階段を上り、神社にお参りして公園に進みました。きれいに整備された公園からは、視界を邪魔していた木が剪定され司令部の3本の旗がよく見えます。

 座間公園から正面ゲート前を通り返還地を臨むと、病院、家族宿舎に続いて消防署の建物が姿を現していました。

 今回フィールドワークに初めて参加した男性は、「実際歩いて見ることで、基地の状況が良くわかった」と感想を述べていました。また、逆周りしたことでいつものコースも新鮮に感じられました。

 年2回のフィールドワークの度に基地及び基地の周辺の変化に気づきます。‘百聞は一見にしかず’です。今年は雨が多く、フィールドワーク当日も心配な空模様でしたが、雨に降られることなく無事終了することができました。

 


崖崩れ現場は木が茂り見通せない状態




返還地に建設中の消防署


 

 [投稿]

ヨコスカ平和船団
横須賀軍港フィールドワーク
2017.10.08


 10月8日(日)にヨコスカ平和船団の船で横須賀港を海から見ることのできるフィールドワークに参加しましたので,その時の様子を写真を中心に紹介します。

 ちょうど,歓迎しない会のフィールドワークの翌日にあたり,連日の行動となったのですが,暑いくらいの日差しの中での海上行動で,天候に恵まれたフィールドワークとなりました。

 まず,ヨコスカ平和船団の鈴木さんと市川さんから,「横須賀軍港フィールドワーク資料集」を見ながらのレクチャーを受けました。横須賀軍港の施設,艦船などの知識,原子力空母の危険性,平和船団の活動などについて1時間程度,話を聞き,そのあと,実際に船に乗って港内の施設,艦船を見て周りました。ヨットハーバーから南へ進み,自衛隊の艦船,米軍の艦船という順序でした。

[海上自衛隊の艦船]
 まず,目についた大型の船としては,掃海母艦の「うらが」です。次は,イージス艦「きりしま」。


掃海母艦「うらが」



イージス護衛艦「きりしま」

 
 「きりしま」など護衛艦が並んで停泊しているところを過ぎると,“ヘリ空母”ともいわれるヘリコプター搭載護衛艦「いずも」のそばに。さすがに見上げるようで,カメラに収まりきらない。


ヘリ搭載護衛艦「いずも」
[米海軍]
 原子力空母ロナルド・レーガンは,出港中で停泊していませんでした。ヴェルニー公園の向かい側は米軍のドライドックですが,そこには事故を起こして修理中のイージス艦「フィッツジェラルド」が入っており,ちょうど前を通過したとき,ドックから出そうとしていたようでした。そのとき,軍警察のボートが高速で近づいてきて,「近寄るな」と警告。遠ざかるまでずっと追跡されることに。
(松本)


米海軍イージス駆逐艦「フィッツジェラルド」




米海軍警察のボート