<関連新聞記事の紹介>
キャンプ座間フィールドワークでも目にする在日米軍司令部に掲げられている3種の旗。中央の星条旗の下には、もう一つ黒い旗が掲げられていることについては「歓迎しない会ニュース」でも紹介しました。 ”POW/MIA
flag”(戦争捕虜/行方不明者の旗)と呼ばれています。
*「キャンプ座間に掲げられていた“なぞの”旗の正体は!」No.83(2020年5月8日)参照
https://kangei-shinaikai.sakura.ne.jp/news/news83/news_No83.html
今年はベトナム戦争終結50年ということで、関連した報道を多く目にしますが、その中でこの旗に触れた記事がありました。興味深い記事でしたので一部を紹介したいと思います。
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「米国は善」ベトナム戦争で壊れた 終結50年、長年研究の米教授に聞く
ベトナム戦争が終結して50年。ベトナム戦争は米国社会にどのような影響を与えたのか。長年このテーマに取り組んできた米マサチューセッツ大アマースト校のクリスティアン・アッピー教授に聞いた。(聞き手・中井大助)
――戦争捕虜(POW)や行方不明者(MIA)に敬意を示す黒い旗を米国でよく見ます。
これも、ベトナム戦争の「神話」に由来します。ベトナムが長年にわたり米国人捕虜を捕らえ続けたという神話です。その証拠はありませんが、一部の政治家やハリウッド映画がそう訴え続け、一時は米国民の過半数が信じ、戦争の正当化にもつながりました。
黒い旗は今も、全ての米政府の建物に掲げられ、被害者としての米国民を象徴しています。
(朝日新聞 5月4日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16207231.html?iref=pc_ss_date_article
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