2024年2月26日
相模原市長 本村賢太郎様
相模原市教育長 渡邉志津代様
厚木基地爆音防止期成同盟 相模原支部長 山村 充夫
第5次厚木基地爆音訴訟原告団 相模原支部長 金子豊貴男
キャンプ座間への米第1軍団の移駐を歓迎しない会 共同代表 金子豊貴男
相模補給廠監視団 代表 沢田 政司
厚木基地、キャンプ座間、相模総合補給廠の爆音被害解消についての申し入れ
昨年11月29日、米軍オスプレイが屋久島沖に墜落、乗員8名が死亡するという、大きな事故が起きてしまいました。横田基地を離陸し、相模原市上空を通過、飛行、岩国基地で給油、沖縄・嘉手納基地に向かう途中で墜落するという事故でした。一歩間違えれば住民を巻き込んだかもしれない、極めて深刻な事態、事故です。
また、昨年後半は公表されただけでも米軍機や自衛隊機の部品落下事故が相次いでいます。
私たち、相模原市の地域住民は、厚木基地の米軍や自衛隊機の爆音に悩まされ、生活の様々な面で被害を受けております。キャンプ座間や横田基地のヘリによる旋回訓練や夜間にまで及ぶ訓練などで、市民は日頃から騒音、墜落の危険に怯える厳しい状況にあります。
3月上旬から4月上旬にかけては、小・中学校等の卒業式や入学式の時期であり、大切な学校行事が爆音によって一時中断する事態や、式典の進行に支障を及ぼすことは避けなければなりません。このような住民の被害や苦痛と不安、そして子供たちの大切な学校教育に支障を与える爆音被害を無くすため、次のことを申し入れます。貴職の一層のご努力を要請いたします。
記
1 爆音被害を解消するため、関係機関への働きかけを、これまで以上の取り組みを行うこと。特に厚木基地、キャンプ座間の米軍ヘリコプター騒音、横田基地の米空軍機による相模原市内での訓練や市内上空通過による騒音被害について、米軍各軍司令部への申し入れを行うこと。厚木基地の自衛隊機の飛行についても、海上自衛隊に飛行自粛を強く働きかけること。
2 小・中学校等の卒業式や入学式などの学校教育に支障を及ぼす事態を無くすため、この時期の飛行自粛について国・防衛省や自衛隊、米軍各軍司令部へ強く働きかけること。
3 爆音対策として、市当局も努力されている「NHK受信料の助成措置」の実現について、引き続き積極的に働きかけを強めること。
4 騒音記録計の増設、飛行高度測定器の導入などを含め、飛行実態の調査と対策を執ること。
5 現在は世界規模で飛行が停止している、横田基地や普天間基地のオスプレイの飛行再開を行わず、本市上空の飛行、訓練を行わないよう、国や米軍に強く申し入れること。
6 相模総合補給廠でのヘリコプターの訓練を行わぬよう、米軍に強く求めること。
以上
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