キャンプ座間ゴルフボール飛出し問題で、

ゴルフ場の閉鎖と原因究明を申し入れ


米軍、国・南関東防衛局、相模原市長へ


   <記者発表資料>
  1. 12月9日、またキャンプ座間のゴルフ場からのボール飛び出し事故が発生し、民家の2階の窓ガラスを突き破る重大事故となった。幸い家人は外出中で、人身事故にはならなかったが、直径20センチほどの大きな穴がガラス窓に開き、衝撃の大きさを物語っている。そのスピードはかなりのもので、まさに不幸中の幸いというほかない。

  2. 今回のゴルフボール飛び出し事故は、先に米軍がレイアウト変更で、今後ボール飛び出し事故がないよう対策を取ったという対応が、まったく効果を上げていないことが明らかになった。

  3. 事故は9日午後に発生したが、翌10日、被害者からの市への通報により市が米軍や国南関東防衛局に通知しているが、加害者を特定しておらず、責任の所在も明確になっていない。

  4. 歓迎しない会は報道された直後の11日午前、現地を調査、今回のボール飛び出しが、米軍ゴルフ場からのものであることを確信し、他の要因は考えられないことを確信した。ゴルフボールはレイアウト変更した、6番ホールから打ち込まれた事はまちがいない。

  5. 歓迎しない会と平和運動センターは米軍、国・南関東防衛局、相模原市長宛てに、それぞれ、別紙のような申し入れを行うこととし、ゴルフ場の即刻使用停止と全面閉鎖、返還と、今回の事故原因の究明、適切な対処、さらには市民の安全確保策を求める。

  6. 特に、原因究明について、米軍側が「今回の件について、原因の確認を行っているところだが、特定することは非常に難しい。現在、今後の損害賠償など適切な対応について、国(防衛省南関東防衛局)と進めている。今後とも、原因に応じた対応を適切に行っていく」としている点について、加害者が日本人プレーヤーの可能性が大であり、安易に、日本政府の予算で(我々の税金で)米軍人・軍属でもない、日米地位協定に違反するような日本人プレーヤーに対する賠償責任を肩代わりしてはならない。違法な対応を図ってはならない。この点を強く申し入れる。

2010年12月17日

キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を歓迎しない会
(共同代表 金子豊貴男・牧嶋とよ子)
神奈川平和運動センター(代表 宇野峰雪)



ゴルフボールによる被害現場付近