抗議

在日米陸軍ローパー渉外部長の問題発言

「まず基地のほうが先にあったんだ!
承知でお住まいになっているんでしょ!」


TBSがキャンプ座間ゴルフボール飛出し問題を報道

 私たちが何度も何度も告発し続けてきた、キャンプ座間ゴルフ場のボール飛出し問題を、7月4日のTBS・TV「噂の!東京マガジン」が取り上げ、「噂の現場:アメリカからゴルフボールが飛んでくる町」として報道しました。

 山口良一さんが、 駐車場の屋根に穴が開いた跡や、飛び込んできたボールを24個も保管している方、物置にボールが直撃した跡、危険な相武台中学校の状況や、保育園の隣の公園(新磯野西公園)での園児の遊びの禁止などをレポートしていました。

米軍の本音に断固抗議!

在日米陸軍司令部ローパー渉外部長は、とんでもないことに、「ボールが出てきて人間が死ぬかもわからないというが、そんなに危なかったらゴルフ場にギャラリーは入れないじゃないですか!」などと発言をしていました。大して危なくないのに騒ぐんじゃない!というわけです。しかし、ゴルフを見に来た人と、住民を一緒にしないでほしいものです。番組中でも女性が「ガラスが割れるし、(突然に)ボールが目の前を通過していった。」と、その怖さを告発していました。

さらにローパー氏は、「まず基地のほうが先にあったんだ!皆さん承知でお住まいになっているんでしょ!」などとのたまったそうだ。ボールが飛び出して何が悪いんだ!悪いのは皆さんの方でしょ!ということだ。これではボールの飛出しが無くならない訳です。基地の外の住民を馬鹿にして人権を無視しています。許せません。抗議の声を上げましょう!

やっぱりゴルフ場は即刻返還し市民の手に!

 この問題発言に、キャスターの森本毅郎さんは、「もともとは日本の土地だからな!!」とキッパリと反駁していました。これには、出演者みんなが納得をしていました。

また、番組は、米軍の福利厚生施設としてのこのゴルフ場の利用者がほとんど日本人であるという実態も告発し、もうこのゴルフ場は不要なものなんだということも伝えていました。

そうです、もうこのゴルフ場は市民に返還するしかないのです。これまで何度も訴えてきたのですが、米軍に任せていては抜本的対策が不可能です。キャンプ座間のゴルフ場は即刻閉鎖し、市民に返還させるべきと考えます。市民・国民みんなで声を上げていきましょう!



キャンプ座間のヘリの爆音もNo

普天間爆音訴訟ではヘリによる低周波騒音被害認め
国に一審の2.5倍の賠償命令(福岡高裁那覇支部)

 キャンプ座間周辺の住民は、ヘリの爆音にも大変悩まされています。キャンプ座間北部のヘリポート周辺では、陸軍ヘリに加えて、厚木基地から海軍の艦載ヘリまでもが飛来して離着陸訓練を繰り返し爆音をまき散らしています。抗議の声を上げなければなりません。

  7月28日、普天間基地周辺住民による「普天間爆音訴訟」で、福岡高裁那覇支部は、米軍機の飛行差止め請求は却下したものの、約400名の原告全員に「ヘリ特有の低周波騒音による被害を特に認めて」一審の2.5倍近い爆音被害の賠償金支払いを国に命じました。ヘリコプター騒音を住民の被害と認めた画期的な判決でした。

 キャンプ座間のヘリの爆音にもNo!の声を上げましょう。




迷惑

―静寂を破る大音響と光―
キャンプ座間の花火大会

7月4日は、米国の独立記念日で、米陸軍キャンプ座間でも様々なイベントが行われているようです。しかし、このイベントは近隣住民には公開されていません。毎年この日に行われる花火大会は、夜中に突然、炎のような光を輝やかせ、大音響がとどろかせるため、近隣住民はびっくりすることになります。歓迎しない会では、近隣の方から寄せられた情報をもとに、今年の花火大会の監視行動を行いました。

花火の打ち上げは、夜8時40分過ぎから始まり、9時10分頃まで、約30分間続きました。当日は日曜日の夜でもあり、8時を過ぎた現地は人通りもほとんどなく、静かな住宅街といった場所でした。その中で突如、地響きのように伝わってくる爆発音と明滅する光。事前に知らされてなければ、びっくりです。弾薬の事故あるいは基地に対する攻撃といったことを想像する人もいるはずです。

今年7月4日の花火大会の様子。(磯部地区住宅街から望む)

付近を見ると、かなりの人数の消防署員が出動して警戒に当たっていました。花火ですから、火災の心配や煙に対する配慮もしなければなりません。米軍のイベントにもかかわらず、私たちの税金を使って警戒もしなければならないとは、単に迷惑だけで済ませることはできません。